アントワーヌ・ブールデル/力、自由、雄弁、勝利

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名古屋が誇れるものとして、愛知県美術館のブールデルのコレクションがある。特に「力」、「自由」、「雄弁」、「勝利」の4つの像は、昔の愛知県美術館の時代から、最も市民にとって身近なアートとして存在してきた。それこそ手の触れる距離にあった。

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旧愛知県美術館には、あの豊かな空間を味わいたくて、よく訪れた。豪華ではないが、豊かな空間というのがある。程よく明るく、程よく開放的で、居心地の良さを与えてくれた。そして、目を上げれば、必ずこれらの像が視界に入る。

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自由

この4つの像は、もともとモニュメンタルなものとして製作されている。アルゼンチンの英雄、カルロス・マリア・デル・アルベアル将軍の騎馬像4隅を飾るために、生まれてきた形態であるはず。
だが、旧愛知県美術館に置かれたブールデルは、モニュメントであることを主張していない。ここを訪れる人たちと同列の視線と共に、人影に隠れているときさえある。

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雄弁

ただ、この空間の中にたたずんでいると、彼らが背負う重さや足下の地面の沈み込みが見えてくる...ような気がする。一つ一つの筋肉が、この空間のために存在していることが伝わってくる...ような気がする。

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勝利

像が空間に対して発する力は、モニュメントを支えるパーツとして重要だ。だが、ここでは、中央に英雄はいない。そのかわり、空簡に発せられた力は、見ている者にダイレクトに突き刺さり、その意味を問い返す機会を与えてくれる。この4つの像は、その空間にたたずんだ者に与えられた、宝物のようなものだ。
■愛知県美術館と4体のブールデルに関する記事
http://www.aac.pref.aichi.jp/aac/aac46/aac46-3-3.html

AntoineBourdelle.jpg

アントワーヌ・ブールデル(Antoine Bourdelle/1861.10.30〜1929.10.1)フランスの彫刻家。20世紀の彫刻のパイオニア。
ブールデルの作品を見る
◆ブールデル美術館
http://www.pariserve.tm.fr/culture/musee/bourdelle.htm

Bourdelle

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー:Paris-Musees
  • 発売日:1995/12
  • メディア:ペーパーバック
80 Dessins De Bourdelle

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  • 作者:Veronique Gautherin
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