アンドリュー・ワイエス展

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アンドリュー・ワイエス展

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ようやく最終日に、愛知県美術館で、アンドリュー・ワイエス展を見ることができた。

代表作に関しての習作が、10点あまり横に並ぶ展覧会は、作家の意図を表現するのに相応しいものと言えるだろう。なぜ、こうした結論に至ったのか..習作を見ながら推理を働かせる。

テンペラで書くことを想定したメモ書きが加えられた鉛筆でのもの。逆に、鉛筆での表現で十分と考え、色を加えることをしなかったもの。結論を得るために、様々な角度、表現を試みたもの。

こうした多大な努力によって得ようとした結論とは何だったのだろうか...というより、何を表現するために、こうした思考が必要とされたのだろうか。(もちろん、見れば明らかです)

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マルセル・デュシャンが「泉」を発表した時点で、アートの一つの流れは終着点に達した。近代以降、自由な心を手にしたアーティストが、試行錯誤を経て手にした表現は、大きな壁にぶち当たる。

アートには、別のストーリーが必要だ...と。そう言う意味では、「表現」の意味するものは、ステップアップしているのだろう。

アンドリュー・ワイエスの絵画には、そこに描かれている対象について、考えざるを得ない表現がされている。画面に折り込む要素、消し去る要素、表情、筋肉、小物...タイトルにいたるまで、その「何を」のために吟味されている...のだろう(と習作を見て思った)。

また、自身の作品について語る機会も多いに違いない(そう言う意味では、とても「現代的」だ。)。解説を読むと、いつの間にか、アンドリュー・ワイエスと同じ視点で、画面の中のクリスティーナを見守ろうとしている。

パブロ・ピカソマルセル・デュシャンは、どれほど語ったのだろう(真実を)?

そんなわけで、いろいろ考えるきっかけを与えてくれた展覧会でした。

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アンドリュー・ワイエス(Andrew Wyeth/1917.7.12〜2009.1.16)アメリカの画家。

◆アンドリュー・ワイエスに関する記事
http://room7.blog.so-net.ne.jp/2009-01-23

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