レンブラント展…ボサボサの髪

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hige.jpgずいぶんと昔、アッシジで夕日を見ていた時、頭上に叫ぶ声を聞いた。
銅像によじ上っていた彼は、髪はボサボサで汚れた服を着、片手にはワインの瓶を持っていた。
遠くを眺める眼差しと興奮した口調に狂気を感じたが、ただの酔っぱらいだったかもしれない。
あるいは、本当にキリストと共にあったのかもしれない。
今回、レンブラントの展覧会で彼に再会した。
数十年を経た割には元気そうで、酒は飲んでいないようなので、狂気の目は失われ、眼差しは現実味をおび、どこか済まなさそうな表情を浮かべ、こちらに語りかけてくる。語りたいことはたくさんあるだろう。
「髭の老人」。1659年の作品だから、レンブラントが53歳の時に描いたものだ。
粗末な服にボサボサの髪。レンブラントはなぜこのような作品を描いたのだろう?
shiroi.jpg隣には「白い帽子の女」1640年の作品。
家政婦の身なりなのだろうか? 身分の高そうには見えない高齢な女性の横顔。しかし、気品を感じ、人の尊厳を守って生きてきた顔。。。愁も伴っている。彼女も人生の何たるかを、横顔で語っている。
なぜ、このような作品を描いたのだろう?
「トビトとハンナ」1659年。何気ない様子の何気ない絵。目の悪くなった老人に当たる柔らかな外光。自然光の光の表現。自然光にこだわった、スタンリー・キューブリックの「バリー・リンドン」の一場面を思い出した。
 
「フローリス・ソープ」。穏やかな表情を浮かべているが、張り出したお腹を締める布なんかに目がいったりする。ピーター・グリーナウェイの映画のせいか?
年をとったせいか、年をとってからの作品に目がいく。
■レンブラント展のサイト
 http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2011/rembrandt/
■ピーター・グリナウェイのレンブラント
 http://room7.blog.so-net.ne.jp/2008-03-22
■その他レンブラント
 http://room7.blog.so-net.ne.jp/2006-06-07
■スタンリー・キューブリックの「バリーリンドン」
 http://room7.blog.so-net.ne.jp/2008-09-26

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